イメージ力について
イメージ力についてどんな印象をもっといますか?
妄想や空想の類だと考える人は多いと思います。しかし、ここで言うイメージ力とはそうではありません。
イメージ力とは、脳内にハッキリとした映像を浮かべる事ができる能力です。
脳内に、映像を浮かべたり、絵を描くことが出来ますか?
脳内にイメージを浮かべる事は、思考する時にとても大切です。
天才と呼ばれる数学者や物理学者は、数式を解くときに絵を描きます。
頭の中では数式が絵としてイメージされているわけです。
アインシュタインは、「頭の中に、絵を描く事が出来なければ、考える事が出来ない」と語ったそうです。
他にも天才と呼ばれる人達は、何かを思い付いた時絵を描いていたそうです。
アインシュタイン以外にも、ピタゴラス、コペルニクス、ガリレオ、ニュートン、ファラデー、マックスウェル、ド・ブロイもスケッチを描いて、頭の中のイメージを形にしていました。
比喩からわかるイメージ力
小学校に時に、国語で、比喩を習ったと思います。比喩の捉え方によって、イメージ力について分かります。比喩については以下を参照してください。
比喩(ひゆ)
譬喩とも書く。文学的な表現において,心象 imageを利用して,説明,記述をわかりやすくし,強調や誇張の効果をあげるために,類似した例や形容で表現すること。直喩 simile,隠喩 metaphor,換喩 metonymy,提喩 synecdoche,奇想 conceitなどに分けられる。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について
「草花が笑っているようだ」
と言う文は、花を人に見立てた、簡単な比喩表現を用いた文です。文章を読んだ時、イメージ力がある人は草花が笑っている様子を頭の中に浮かべると思います。
当たり前のことのようですが、出来ない人が一定数います。
出来ない人は、文章を読んだ時、比喩表現なんだなと、文字だけをみて意味を読み取ります。
中には、頭の中にイメージを浮かべる事が出来ないと思っている人がいます。
イメージ力を鍛えるとできる事
- 頭の中で絵を描ければ、絵が上手くなる
- 頭の中で図形が描ければ、数学に強くなる
- 頭の中で正確に音を鳴らせれば、楽器が上手くなる
- 頭の中で味覚を再現できれば、どんな料理も再現できる
- 頭の中で体の動きをイメージする事で、スポーツ万能になる。
頭の中で、明確なイメージを作り上げる事ができれば、様々な才能が開花します。
才能が開花する分野は、多岐にわたります。
絵や数学、楽器、料理、スポーツなど、あらゆる事に対して、応用する事が出来ます。
才能とイメージ力の関係については、こちらをチェック
イメージ力の鍛え方
イメージ力と右脳は、密接な関わりがあります。
イメージ力に欠かせない、脳内で絵を描く、音を再生する。
これらは、右脳の働きによって実現します。
イメージ力を鍛える事は、右脳を鍛える事です。
右脳を活性化させる方法は、様々です。
共通する事は、イメージを浮かべる練習をする事です。
簡単なトレーニングとして、寝る前に、1日の出来事を、映像として思い出す練習をしてみて下さい。
一日を振り返る時、「ハンバーグを食べた」、「仕事先で褒められた」など、言葉で思い出し事が多いと思います。
今度からは、映像で思い出す事にしましょう。
食べたハンバーグの形や味、褒められた人の容姿や声などを思い出してみましょう。
他にも日常生活の中で、言葉で考えるのではなくて、映像や音など五感で感じた事を、思い出す癖をつけましょう。
継続していけば、イメージ力は、確実に成長します。
イメージ力の詳しい鍛え方についてはこちらをチェック
https://brain-tk.work/right-book/
まとめ
言葉と言うのはとても便利です。便利すぎて人は言葉に頼って、あまりイメージ力を使いません。もっとイメージ力を活用する事で、今まで気づかなかった才能に出会えます。人間に備わったイメージの力を活用しましょう。
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