文字を読むことは、左脳の役割では?
左脳は言語脳と呼ばれています。会話や読み書きををする時には、左脳が活発に働きます。読書をする事は文字を読むことになります。左脳の性質から、読書をする事は、左脳の働きと考えると思います。
確かに、文字を読むときの情報処理は、左脳が担当しています。しかし、言葉というのは、イメージと結びついています。「食べる」という言葉を読んだ時、実際に食べ物を食べることを連想すると思います。
文字からイメージを連想する時、右脳が働きます。右脳は、視覚的・言語的イメージを描く時に働きます。文字を読むときは、左脳と同時に右脳も働きます。読書をしている時は、右脳も活性化するんです。
右脳と左脳の使い方について
右脳を鍛える前に知っておくべき知識があります。右脳と左脳の働きについて知る事です。脳の働きを理解する事はとても重要です。
右脳と左脳は同時に働いている
右脳と左脳についてどんなイメージを持っているでしょうか?自分は右脳派だから、絵が上手い。自分は左脳派だから、文章力がある。そんな風に思っていませんか。実際、人には得意、不得意があります。しかし、明確に右脳派、左脳派などと分ける事はできません。
自分が右脳派だと考えている人は、自分が思考をする時に、右脳しか働いていないと考えていませんか。反対に、自分が左脳派だと考えている人は、思考をする時に、左脳しか働いていないと、考えているのではないでしょうか。
しかし、人が思考を巡らせる時に、片方だけの脳しか働かない、という事はありません。人が思考をする時は、右脳と左脳が両方働いています。
右脳の使い方に癖がある
ではなぜ、絵が得意な人がいたり、文章を書くのが得意な人がいるのか疑問に思うと思います。確かに、右脳と左脳は別々に働く事はありません。しかし、使い方に癖がある事は事実です。
つまり、両方の脳が働いてはいるのですが、使う割合に偏りがあります。例えば、右脳に偏った思考をしている人は、読書をする時に、右脳70%、左脳30%の割合で右脳を使っています。
反対に左脳に偏った思考をしている人は、右脳30%、左脳70%で読書をしています。確かに両方の脳を使っています。しかし、使い方に癖があります。右脳の活性化とは、左脳に頼りがちな癖を直す事です。
右脳派・左脳派について詳しく知りたい方はこちらをチェックしてみて下さい。
右脳を鍛えるオススメの読書方法
初心者には小説がオススメ
それでは本題に入りたいと思います。読書をする時、左脳と共に右脳が働く事は、理解できたと思います。どんな本を読めばより右脳を鍛えることができるのか紹介します。
どうして小説がオススメなのか。それは、小説が物語でありイメージがし易いからです。小説は、登場人物がいて、物語が進行します。小説を読んでいく中で、登場人物の容姿や性格などをイメージすると思います。
その他にも、小説内で語られる、風景の描写などもイメージしながら読み進めます。小説を読むこと自体が、イメージ力を必要としています。その為、小説を読むだけで、右脳を鍛えられます。
また、鍛えるという意識で読むなら、よりゆっくり読むといいです。ゆっくり読むことで、より詳細に小説内の出来事を、イメージすることができます。普段はあまり注目して読まない風景の描写なども、じっくりイメージすると、より小説を楽しめます。
楽しむという事はとても大切です。鍛える為に、無理に本を読むのはやめましょう。脳は、感情に敏感です。楽しんで読んだ方がより、効果があります。本を読んでみて、気分が乗らなければ、少し時間を開けてみて下さい。
上級者には哲学書
小説をたくさん読んで、イメージ力が鍛えられたと感じたら、哲学書にチャレンジしてみましょう。哲学書には、抽象的な事柄が書いてあります。例えば、「死とは?」とか「幸福とは?」などです。
抽象的な事柄をイメージするのは難しいです。小説の場合は、書いてある、描写をイメージします。抽象的なイメージは、現実にはないものです。自分だけのイメージを作る必要があります。
難しいですが、イメージすることが楽しくなってきたら、哲学書も試してみて下さい。上達すれば、これ以上楽しい本はありません。イメージ力は武器になります。楽しんで右脳を鍛えましょう。
イメージ力について興味がある方は、こちらを参照して下さい。
まとめ
- 読書は、左脳と右脳の両方を使う
- 右脳と左脳は、同時に働いている
- 右脳と左脳の使い方には癖がある
- 小説を読むことで、右脳が鍛えられる
- 哲学書にも挑戦してみましょう
右脳を鍛えるのなら、読書をすることがオススメです。右脳が活性化されると、潜在的な才能に目覚めます。ぜひ、自分を変えてみたいと考えている人は、読書をしましょう。
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