褒める時は直感が働く
人が相手を褒める時、直感が働きます。対象に対して褒めようと思って、考え込んだ末に理屈をつけて相手を褒めた時、それは本当の意味で褒めている事になるでしょうか。
例えば、美術館で芸術家たちが書いた絵をみて、感動して、何か感じるものがあった時、それは、見た時の直感、インスピーレーションによるものですよね。
絵をみて、無理やり理由をつけて褒めたりしても、そこには感動はありません。本当に感動している時、人は理由なんてつけません。
貶す(けなす)人は理屈をつける
理由をつけるとしたら、それは人を貶す時です。直感で人を貶す人はいません。人が人を貶す時、そこには、常に理由があります。
大抵の場合、ほとんど相手のことを考えずに人をけなします。人を貶す理由は、自分で作り出したものなのです。
自分がうまく言っていない時や失敗をした時に、何かと理由をつけて相手をけなします。ストレスを他人で発散するか、自分をより相手が不幸だと思い込むことで安心したいからです。
そうやって、貶すことを続けているうちに、相手を貶す型が生まれてきます。
例えば、「近頃の若者は〜」などはいい例です。後輩や部下の態度など、自分にとって不都合であったり、気に食わない経験をした後、そこで溜め込んだ不満が「若者」という大きい「括り」を作り出し、相手を見ずに「若者」というだけで相手を貶すようになります。
「近頃の若者は〜」と言っている時、もう若者を見てもいないのです。ただ、脳にプログラムされているままに相手を貶すロボットになってしまいます。
右脳と左脳が働いています。
人を褒める事と、貶す事は、右脳と左脳の働きに大きく関わっています。人を褒める時には右脳が働き、人を貶す時は左脳が働きます。
人を褒める右脳
右脳は直感力を司ります。人を褒める時、に働くのが直感です。人を褒めることで、右脳が働き、刺激されます。
成長ポイント
- 右脳はポジティブな気持ちを作ります。人を褒めることで、自分も幸福になります。
- 自分の直感を信じて、感じた言葉を口にすることで、直感力が磨かれクリエイティブな人間になれます。
- 褒めて悪い気になる人はいません。人と仲良くなれます。
人を貶す左脳
左脳は、論理的思考をする時に働きます。人を批判しようと理屈を考えている時、左脳が働いているのです。
ネガティブポイント
- 思考のループに取り憑かれネガティブな気持ちになる。
- 結局自分の問題です。人を貶しても解決はしません。自分が苦しくなるだけです。
- 周りが敵だらけになります。
最後に
アドラー心理学では、「人は怒りたいから怒っている」という内容があったと思います。左脳が働きすぎると、人の粗探しをしがちです。それは考え過ぎが原因です。
これからは、「直感力」を働かせて人を褒めちぎりましょう。あなたの成長につながります。
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